お知らせ
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『SST』
- 活動報告
- くれよん
今回のSST(ソーシャルスキルトレーニング)は、
『いろんなかくどで考えよう』
でした。
※今日はちょっと長いです汗
こちらの風刺画をご覧になったことはありますか?テレビに映る2人はあたかも向かって左側が悪い。右側が被害者かのようにうつっています。しかし、画面の外をみると実際に刃物を持っているのは右側で左側にうつっていたのは逃げる人の足、だったのです。
子どもたちにもこの絵を見せ、どう思うか聞きました。
最初はテレビの絵だけ見せました。
「刃物をもってます!」
「左が悪い人だ!」
「刺されそう!」
その後に全部を見せました。
「えー!足だったの!」
「本当に悪いのは右側のひとだった!」
「もっと遠くから映せば全部映ったのに。」
口々に意見を発表してくれる子どもたち。この、見方を変えてみるというのが今日の活動。
次に身近なもので考えてみます。
変な顔をするBくん。Aくんは少し嫌そうな顔をしています。ぱっと見はAくんが嫌なことをする意地悪なBくんですが…Bくんはなぜ、こんなことをしているのでしょう。
「Aくんを笑わせたいんじゃない?」
「盛り上げようとしてるんだよ」
「でもAくんは嫌そう…」
「BくんはAくんがいやなことに気付けてないね」
「あーぁ、喧嘩になっちゃった」
「悪いことしてるつもりはなかったのにね」
Aくんの立場からだけ考えると、嫌がってるのに意地悪をしてくるBくんですが、
Bくんの立場から考えると笑わせたい、盛り上げたいと思っているんじゃないか?という子どもたち。
2人の立場からそれぞれの気持ちを考えることができました。
真ん中の下にある脳みその写真のように
相手の気持ち(視点)になって考えてみたら、意外と気付いてない事実があるかも、しれません。
怒って喧嘩になってしまう前にその“事実”を言葉でつたえられたら喧嘩せずにすむよね!というと「そうだね!」と答えてくれました。
子どもたちはよく考えたくさん発表してくれました。「いやなことされる〜涙」だけではなく、もしかしたら楽しませようとしてるのかもよ?いやなことしたいわけじゃないかもよ?そういう風に考えてみたり、言葉で伝えることや視野を広くすることの大切さを教えたくてこの活動をとりいれました。
ちょっとふざけてしまった子も活動の終わりに
「そんなにうるさくしたつもりはなくて盛り上げたかったんだけど、うるさくしてごめんね」と近くの女の子に謝っていました(о´∀`о)
めあて達成!100点です⭐︎